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『園芸』"パセリ" の育て方と情報(5月に植え付けがおすすめ)

 調味料や飾り付けに欠かせないパセリは、キビ科の多年草で、世界中で広く栽培されています。私たちが一般的に使う「カーリーパセリ」の他に、よりピリッとした味わいの「フラットパセリ」もあります。また、パセリには健康に良い栄養素がたっぷり含まれており、古代ローマ人たちが栄養補給のために愛飲していたことでも知られています。本記事では、パセリの育て方や健康効果、利用方法など、さまざまな観点からパセリについて紹介していきます。

 

1. パセリの育て方

パセリは育てる場所や環境によって育て方が異なることがありますが、一般的には以下のような季節ごとのスケジュールが考えられます。

  • 春(3月〜5月):
    ・3月下旬〜4月上旬に、種をまいて発芽させます。ポットにまいて、室内で管理すると良いでしょう。
    ・発芽後は育苗ポットで育て、本葉が4〜5枚ほどついたら、本格的な栽培用の鉢や畝に植え替えます。
    ・5月下旬になると、外気温が安定してくるため、外植えを行うことができます。直射日光に当たらないように、半日陰程度の場所に置くと良いでしょう。
  • 夏(6月〜8月):
    ・夏場はパセリが好む温度と湿度がありますが、直射日光に当たらないよう、半日陰の場所に置くと良いでしょう。
    ・毎日の水やりが欠かせません。土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
    ・夏場は虫害に注意が必要です。葉についた害虫は、早めに手で取り除くか、殺虫剤を使って対処します。
  • 秋(9月〜11月):
    ・秋には、株元に肥料を与えることが大切です。無肥料で育てると、葉っぱが小さくなったり、育成が遅れることがあります。
    ・10月〜11月には、収穫の時期がやってきます。必要な量だけ、葉を摘んで使います。
  • 冬(12月〜2月):
    ・冬場は室内で管理すると良いでしょう。乾燥した空気にならないよう、加湿器を使ったり、水を入れた皿を置いたりして、湿度を保ちましょう。
    ・鉢土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
    ・冬場は、育成が遅れることがあるため、十分な栄養を与えることが大切です。肥料は、月に1回程度、液体肥料を与えると良いでしょう。

 

パセリの一般的な育て方は以下のようになります。

  • 種まき
    パセリは比較的寒さに強く、春と秋に種まきがおすすめです。種をまく場所は、半日陰程度の明るい場所が適しています。種をまく前に、土をよく耕しておくことが大切です。種まきは、土の表面に軽く散らしてから薄く土をかける方法が一般的です。
  • 発芽と育成
    パセリの発芽には、比較的時間がかかる場合があります。種をまいた後は、定期的に水やりを行い、土が乾燥しないようにします。発芽後は、株間を10~15cmほどあけて定植します。
  • 収穫
    パセリは、葉を摘むことで収穫します。葉を摘む際には、外側から収穫することで中心部の葉も成長しやすくなります。また、一度に多くの葉を収穫すると、株全体の成長が停止することがあるので、少しずつ収穫するようにしましょう。

 

2. パセリの基本情報

パセリは、セリ科の植物で、地中海沿岸地域原産の二年生植物です。栄養価が高く、アロマが豊かな食用植物として、多くの料理に使われます。栄養素としては、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分などが含まれています。また、パセリには香りが強く、調味料としてだけでなく、食材としても人気があります。

3. パセリの花言葉

パセリの花言葉は、「喜びを与える」「幸福をもたらす」「平和な心」「勝利」などです。ただし、パセリは二年生植物で、花が咲くのは2年目の春から夏にかけてです。そのため、一年生で栽培する場合は、花を見ることはできません。しかし、パセリの美しい葉や強い香りによって、多くの人々に親しまれています。

 

4. パセリの健康効果

パセリには以下のような健康効果があります。

  • 抗酸化作用:パセリに含まれるビタミンCやフラボノイドなどの成分には、体内の活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
  • 血液をきれいにする:パセリに含まれるクロロフィルやビタミンC、カロテノイドなどの成分が、体内の老廃物を排出する作用があり、血液をきれいにします。
  • 免疫力を高める:パセリに含まれるビタミンCや鉄分、カロテノイドなどが免疫力を高める効果があります。
  • デトックス効果:パセリに含まれるフラボノイドが、体内の有害物質を排出するデトックス効果があります。
  • 女性の健康に効果的:パセリに含まれるフラボノイドやカルシウム、鉄分が女性の健康に効果的で、生理不順や更年期障害の緩和にも役立ちます。

なお、パセリには薬効成分としてアピオールという物質が含まれており、過剰摂取によって刺激症状を引き起こすことがあるため、食べ過ぎには注意が必要です。

5. パセリの利用方法

パセリは、一般的に調味料として使用されます。葉の部分が使われ、スープやシチュー、サラダ、肉料理、魚料理などに欠かせない香味野菜として重宝されています。また、根の部分も料理に利用されることがあります。また、パセリは健康にも良いとされており、多くの栄養素を含んでいます。パセリジュースやパセリティーなどのドリンクにも利用されることがあります。

 

6. パセリの歴史的背景

パセリは古代ギリシャやローマ時代から食用や薬用として栽培されていたとされています。その後、中世ヨーロッパでは貴族の食卓を飾る食材として広まり、薬用としても用いられました。また、中世ヨーロッパでは、パセリを飲み物に入れることが流行したと言われています。現在でも、世界中で一般的なハーブとして親しまれています。

7. パセリを使ったアート

パセリは、一般的には料理の香味野菜として使われることが多いため、芸術作品のモチーフとして使用されることはあまりありません。しかし、パセリの美しい緑色は、自然の中でも美しい色彩のひとつであるため、植物画や静物画に取り入れられることがあります。また、パセリの葉っぱをアレンジメントに取り入れたり、パセリをモチーフにした刺繍や編み物などの手芸作品があることもあります。

 

8. パセリに関連するイベント

特定のパセリに関連するイベントはあまり知られていませんが、ハーブ全般をテーマにしたイベントではパセリも取り上げられることがあります。例えば、ハーブ園や農園でのツアーや、ハーブを使った料理や手作りの講座、ハーブマーケットなどが開催されます。また、各地のフードフェスティバルやイベントでも、パセリを使った料理やドリンクが提供されることがあります。

9. パセリを使ったグルメ

パセリは、料理の香り付けや彩りを添えることができるハーブの一つで、世界中の多くの料理に利用されています。パセリを使った代表的なグルメには、以下のものがあります。

  • ガルニチュール:フランス料理で、パセリやにんにく、レモン汁などを混ぜ合わせて作る鉢盛り状の香り付けの一種。
  • パセリバター:パセリを細かく刻んでバターに混ぜ合わせたもの。焼いた魚や肉に添えて使われることが多い。
  • パセリソース:パセリをすりつぶしたものに、オリーブオイルやレモン汁、にんにくなどを加えたソース。ステーキや魚料理に添えて使われることが多い。
  • タブールレ:中東料理で、パセリやミント、トマト、オリーブオイルなどを混ぜ合わせたサラダ。主に、パンに挟んで食べることが多い。
  • チムチュリ:アルゼンチン料理で、パセリやにんにく、オリーブオイル、酢、唐辛子などを混ぜ合わせたソース。ステーキやグリル料理に添えて使われることが多い。

他にも、パセリを使ったスープやパスタなど、さまざまな料理に利用されています。

 

10. パセリに関連する雑学

  • パセリは古代エジプト時代から食用や薬用として栽培されていたとされています。古代エジプトでは、亡くなった人の墓にパセリを置く習慣があったとされています。
  • パセリは、身体中の余分な水分を排出する利尿効果があると言われています。また、口臭予防や消化不良改善にも効果があるとされています。
  • パセリは、ビタミンCやビタミンK、葉酸などの栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンKは、血液の凝固に必要な栄養素であり、パセリにはその量が多く含まれています。
  • パセリは、味噌汁やサラダ、スープ、パスタなど、様々な料理に使われることがあります。また、ヨーロッパでは、パセリを使った料理として、パセリの根を使ったスープが食べられることがあります。
  • パセリには、花言葉があります。それは「喜びを与える」「勝利をもたらす」「祝福される人」「永遠の愛」などです。

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