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『園芸』"トウモロコシ" の育て方と情報(4月に植え付けがおすすめ)

 こんにちは、みなさん。今回はトウモロコシについてお話しします。トウモロコシといえば、夏の風物詩として、バーベキューやキャンプなどでおなじみの食材ですね。また、近年は健康ブームの影響もあり、トウモロコシを使った料理やスイーツが注目を集めています。そこで今回は、トウモロコシの歴史や栄養面、料理の種類などについて、詳しくご紹介していきます。

 

1. トウモロコシの育て方

トウモロコシの育て方を年間スケジュールにしてみましょう。

  • 【春】
    -3月下旬~4月上旬:播種前の土作りを行う(肥料を与えて土を緩める)
    -4月下旬~5月上旬:種まきを行う(種まきの際には、適度な深さに種をまき、土を軽く被せる)
  • 【夏】
    -5月下旬~6月上旬:発芽したら、育苗期の管理を行う(適度な水やりと肥料の施肥を行う)
    -6月下旬~7月中旬:本葉が5~6枚程度になったら、定植を行う(植え付け時には、苗の根元に堆肥を入れると良い)
  • 【秋】
    -7月下旬~8月上旬:穂が出始めたら、根元に肥料を追加する
    -8月中旬~下旬:収穫を行う(トウモロコシが収穫時期になると、ヒゲが黒くなり、実が乾いている状態が見られる)
  • 【冬】
    -霜対策をする(トウモロコシは霜に弱いため、寒さに備えて保温材で覆うなどの対策が必要)

トウモロコシは日照が多く風通しの良い場所で栽培するとよいです。水やりにも注意し、土の表面が乾燥していたら水を与えましょう。また、肥料は発芽後2週間から3週間程度で初めて施し、その後10日から2週間毎に追肥すると良いでしょう。

 

トウモロコシは、暑さと湿度の高い環境でよく育ちます。以下に、トウモロコシを育てるための基本的な手順を説明します。

  • 土壌の準備
    トウモロコシは、肥沃で排水性の良い土壌を好みます。準備する土壌は、堆肥や有機肥料を加えて栄養を与え、土壌を緩めることが重要です。
  • 種まき
    トウモロコシは、種まきをする時期が重要です。春には地上の温度が適切になるまで待ち、最低気温が10度以上になってから種まきを行います。種まきの方法には、直播き(種を直接土壌にまく方法)や、苗箱から育ててから植え付ける方法があります。種は、土壌に浅く埋め、上から土をかけ、しっかりと水を与えます。
  • 植え付け
    苗を育ててから植え付ける場合は、苗が5〜7センチメートルになったところで、植え付けを行います。植え付けの際には、間隔を十分にとって植え付け、苗を傷つけないように注意しましょう。
  • 成長管理
    トウモロコシは、成長に水分が必要なため、適度な水やりが必要です。また、肥料も与える必要があります。草丈が30〜40センチメートルになったら、追肥を行い、草丈が60センチメートル程度になったら、更に追肥を行います。
  • 収穫
    トウモロコシは、成熟すると穂先が黄色くなります。穂先が黄色くなったら、収穫を行います。収穫したトウモロコシは、早めに調理することが重要です。

以上が、トウモロコシを育てるための基本的な手順です。地域や栽培方法によって異なる場合がありますので、詳しい情報は地元の農業協同組合や農業関連の団体に問い合わせることをおすすめします。

 

2. トウモロコシの基本情報

トウモロコシは、北アメリカ原産のトウモロコシ科の植物で、世界中で広く栽培されています。トウモロコシは、主食としてのほか、畜産や酒造、化学産業などにも利用されます。

以下に、トウモロコシの基本的な情報をまとめました。

  • 学名: Zea mays
  • 原産地:北アメリ
  • 種類: 甘味種、実種、強靭種、蜜種、鮮食種、糯種、多目的種など
  • 栄養成分:炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質、ポリフェノールなど
  • 栽培方法:暑さと湿度の高い環境でよく育ちます。土壌は、肥沃で排水性がよく、栄養が豊富なものが適しています。
  • 収穫時期:収穫時期は品種によって異なりますが、主に夏から秋にかけてです。
  • 主な用途:食料、飼料、エタノールの原料、資材、化学物質など

トウモロコシは、甘味種、実種、強靭種、蜜種、鮮食種、糯種、多目的種などがあり、それぞれ特徴的な風味や食感があります。また、トウモロコシは、世界中で栽培されているため、各国によって様々な食文化があります。

 

3. トウモロコシの花言葉

トウモロコシには、特別な花言葉はありません。しかし、トウモロコシが収穫される時期に咲く、トウモロコシの花を見ると、「豊かな収穫」や「豊穣」などのイメージを連想することができます。また、トウモロコシは、北アメリカ先住民の文化において、収穫の祝いや感謝の意を表す重要な食物であったため、感謝の気持ちを表す花言葉としても捉えることができます。

 

4. トウモロコシの健康効果

トウモロコシには、以下のような健康効果があるとされています。

  • 疲労回復効果:トウモロコシにはビタミンB1ビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、マグネシウムなどが含まれており、疲労回復に効果があるとされています。
  • 血糖値のコントロール効果:トウモロコシには食物繊維が豊富に含まれており、血糖値の上昇を抑える効果があるとされています。
  • 便秘解消効果:トウモロコシに含まれる食物繊維が腸内の動きを活性化し、便通を促進する効果があるとされています。
  • 眼精疲労の改善効果:トウモロコシにはルテインという成分が含まれており、この成分が目の疲れを改善する効果があるとされています。

ただし、トウモロコシには糖質やカロリーが多く含まれているため、過剰に摂取すると肥満の原因となる可能性があります。適量を守って、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。

 

5. トウモロコシの利用方法

トウモロコシには、以下のような利用方法があります。

  • 食用:トウモロコシは、スイートコーンと呼ばれる甘い品種をはじめ、種類によってはそのまま食べたり、缶詰や冷凍食品として販売されています。また、トウモロコシ粉やトウモロコシデンプンを使ったパンや菓子、トウモロコシオイルを使った調理などもあります。
  • 燃料:トウモロコシの種子からはエタノールが作られるため、バイオ燃料としての利用が期待されています。
  • 原料:トウモロコシからは、コーンスターチ、コーンシロップ、コーンオイル、プラスチックの原料などが作られます。
  • 飼料:トウモロコシは、家畜の飼料としても利用されます。
  • 装飾用:トウモロコシは、そのまま観賞用として栽培されることもあります。また、トウモロコシの葉を使ったデコレーション用品などもあります。

トウモロコシは、非常に多目的な作物であり、様々な用途に利用されています。

 

6. トウモロコシの歴史的背景

 トウモロコシは、中南米原産の植物で、紀元前6,000年頃から人類に利用されているとされています。古代インカ帝国マヤ文明では、主食として広く栽培されていました。

 トウモロコシは、ヨーロッパには16世紀にスペイン人によって伝えられ、以後、アフリカやアジアなど世界中に広がっていきました。アメリカ大陸では、トウモロコシはヨーロッパ人によってもたらされた病原菌による大量死亡や、植民地支配によるトウモロコシの生産が促されるなど、複雑な歴史を持っています。

 現在では、トウモロコシは世界的に広く栽培され、様々な食品や工業製品に利用されています。また、トウモロコシは、文化や伝統にも深く根付いた作物であり、中南米や北アメリカの民族芸能や祭りなどでも用いられています。

 

7. トウモロコシを使ったアート

トウモロコシは、伝統的に中南米の文化で大切な作物であり、その美しい形や色彩が芸術的なインスピレーションの源となってきました。以下に、トウモロコシを使った芸術作品の例を挙げます。

  • トウモロコシの神聖性を表現した絵画
    中南米マヤ文明アステカ文明では、トウモロコシは神聖な存在として扱われ、神々と結びついた芸術作品が多く制作されました。例えば、マヤ文明の神殿の壁画やアステカ文明の壁画には、トウモロコシの神話的な表現が描かれています。
  • トウモロコシを使った編み物
    中南米の伝統的な編み物には、トウモロコシの葉を使った技法があります。トウモロコシの葉を編んで作ったバッグや帽子、マットなどは、現在でも中南米の伝統工芸品として愛されています。
  • トウモロコシの実を使った彫刻
    トウモロコシの実を削って作った小さな彫刻や、トウモロコシの実を組み合わせた抽象的な彫刻もあります。これらの彫刻作品は、中南米現代アート作品として展示されることもあります。
  • トウモロコシをモチーフにした絵画や彫刻
    トウモロコシをモチーフにした芸術作品は、中南米以外でも多く制作されています。例えば、アメリカのアーティスト、ジョージア・オキーフがトウモロコシをモチーフにした作品を残しています。また、日本でも、トウモロコシをテーマにしたアート作品が存在します。

 

8. トウモロコシに関連するイベント

トウモロコシは日本でも広く食べられる食材のひとつであり、その美味しさを楽しむためのイベントが各地で開催されています。

  • 甘みが強くて粒が大きい北海道産のトウモロコシが有名な「むかわ産とうもろこしまつり」
    北海道岩見沢市のむかわ町で毎年8月に開催されるトウモロコシ祭りです。北海道産のトウモロコシの中でも、特に甘くて粒が大きいむかわ産のトウモロコシが有名で、この祭りでは、その美味しさを楽しめます。
  • 関東で開催される「とうもろこしフェスタ」
    関東地方では、各地で「とうもろこしフェスタ」が開催されています。このイベントでは、地元産のトウモロコシを使った料理やスイーツ、お土産などが販売されます。
  • 「豊かな風土が育んだとうもろこしまつりinぎふ」
    岐阜県大垣市で開催されるトウモロコシ祭りです。地元のトウモロコシを使った料理やスイーツが楽しめます。
  • 稲佐の浜とうもろこしまつり」
    広島県広島市稲佐の浜で開催されるトウモロコシ祭りです。この地域は、トウモロコシの栽培が盛んで、地元産のトウモロコシを使った料理やスイーツ、お土産が楽しめます。

なお、これらのイベントは新型コロナウイルスの影響によって中止や延期がされる場合がありますので、事前に公式サイト等で確認することが必要です。

 

トウモロコシは世界中で親しまれており、多くの国で様々なイベントが開催されています。

  • アメリカ合衆国 インディアナ州にて開催される「Popcorn Festival」
    アメリカはトウモロコシの主要生産国であり、インディアナ州では、毎年9月に「Popcorn Festival」というイベントが開催されています。このイベントでは、ポップコーンを始めとしたトウモロコシ製品の展示や販売が行われ、多くの観光客が訪れます。
  • メキシコの「Dia de los Muertos」
    メキシコでは、11月1日から2日にかけて「Dia de los Muertos」という祭りが開催されます。この祭りでは、亡くなった人々の霊を迎えるために、色鮮やかなトウモロコシの花や装飾が用いられます。
  • 南アフリカの「マランガ・コーンフェスティバル」
    南アフリカ共和国では、毎年3月に「マランガ・コーンフェスティバル」というトウモロコシ祭りが開催されています。この祭りでは、トウモロコシを使った郷土料理の販売や、トウモロコシの品種改良に関する展示が行われます。
  • インドの「マッコウバトの祭り」
    インドでは、トウモロコシを利用した主食の一つである「マッコウバト」を祝う「マッコウバトの祭り」が開催されます。この祭りでは、マッコウバトを作るために必要なトウモロコシを大量に集め、その豊穣を祈る祭りが行われます。

これらの他にも、世界各地で様々なトウモロコシに関するイベントが開催されています。

 

9. トウモロコシを使ったグルメ

トウモロコシは世界中で食用に利用され、多くの料理に使われます。以下に、トウモロコシを使ったグルメをいくつか紹介します。

  • トウモロコシのトルティー
    メキシコを代表する料理の一つであるタコスやブリトーに使われる、トウモロコシを主原料とした薄い平たいパンです。トウモロコシの風味と食感が特徴で、メキシコ料理の不可欠な要素として親しまれています。
  • コーンチャウダー
    アメリカ発祥の、クリームスープにトウモロコシを加えたシチューです。トウモロコシの甘みが加わり、コクのある味わいが特徴です。シーフードやベーコンを加えるレシピもあり、バリエーション豊かな一品です。
  • トウモロコシのフリッター
    トウモロコシ粉や小麦粉と卵、牛乳を混ぜて作る揚げパンです。中にはトウモロコシの粒やチーズ、ハーブを混ぜ込むことで、味わいをアップさせることができます。
  • ポップコーン
    トウモロコシの実を加熱することで、中から飛び出すようにパチパチと音を立てて膨らんだ、スナックとして親しまれるグルメです。カラメルやバター、チーズなどのフレーバーを加えて味わうこともできます。
  • トウモロコシのピザ
    トウモロコシを加えたピザ生地に、トマトソースやチーズ、ハムや野菜などをトッピングして焼き上げた、ヘルシーでボリューム感のあるピザです。焼き上がったトウモロコシの風味と食感が特徴です。

これらの他にも、トウモロコシを使ったグルメはたくさんあります。地域や文化によってさまざまなレシピが存在するため、そのバリエーションの豊かさが魅力の一つです。

 

トウモロコシを使った人気のグルメ店としては、以下のようなものがあります。

  • BLUE CORN HARVEST (アメリカ・テキサス州):トウモロコシを使った南西部料理が人気の店。特に、トウモロコシ粉を使用したタコスやトウモロコシチップスが人気。
  • KAKIGORI KAN (日本・東京都):かき氷専門店で、トウモロコシのかき氷が人気。トウモロコシの甘みが感じられるかき氷で、トッピングにはトウモロコシの実やコーンフレークが使用される。
  • GRILLED CHEESE GRANDE (アメリカ・カリフォルニア州):チーズとトウモロコシを使ったグリルドチーズサンドイッチが人気の店。トウモロコシの甘みとチーズの塩味がマッチして、人気の秘密となっている。
  • HUSK (アメリカ・テネシー州):トウモロコシを使用した料理が豊富な南部料理の店。特に、トウモロコシのスープやフライドチキンにはトウモロコシが使用され、トウモロコシの旨みがたっぷりと感じられる。

これらの店では、トウモロコシを使った美味しい料理が提供されており、SNS映えするメニューも多数あります。

 

10. トウモロコシに関連する雑学

  • トウモロコシは、先住民族であるマヤ文明アステカ文明にとって非常に重要な作物でした。彼らは、トウモロコシを日常の食料として消費し、また祭りや儀式の場でも用いました。
  • トウモロコシは中南米原産の植物であり、ヨーロッパにはコロンブスによるアメリカ大陸発見以前は存在しませんでした。そのため、トウモロコシは「新世界の穀物」と呼ばれ、16世紀以降、世界中で広く栽培されるようになりました。
  • トウモロコシから作られる燃料エタノールは、現在の世界の自動車産業において重要なエネルギー源として使用されています。
  • 日本ではトウモロコシは「野菜」として扱われることが多いです。しかし、厳密に言えばトウモロコシは果物に分類されます。一般的に野菜とされるものは、根菜・葉菜・花菜・果菜の4つに分けられますが、これらは植物の根、茎、葉、花、果実の部分を利用しているものを指すため、果物であるトウモロコシは「野菜」という言葉の範疇からは外れています。

 

 

スーパーで買ってきたトウモロコシでもお庭に植えて育つんですね。

 

 

できたトウモロコシをどうしても早食いしたいということであれば、電動ドライバーを使ってみるのもいいかもしれません。笑

 

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