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『園芸』土壌のpH値とは

土壌のpH値は植物の健康な成長に大きな影響を与えます。酸性やアルカリ性の土壌は、根の栄養吸収や微生物の活動に変化をもたらし、植物の根っこが快適な環境で成長することを妨げるかもしれません。このブログでは、pH値の基礎知識や植物に適したpH範囲の重要性について解説します。最適なpH条件を整え、健やかな植物の育成を目指しましょう!

 

1. pH値の定義と測定方法

 pH値は、溶液や物質の酸性やアルカリ性の程度を表す指標です。pH値は0から14の範囲で表され、中性の場合は7です。数値が7未満の場合は酸性を示し、数値が7より大きい場合はアルカリ性を示します。

 pH値を測定する方法としては、一般的にpHメーターや試験紙が使用されます。pHメーターは電極を溶液に浸して直接測定する方法で、高い精度と正確性を提供します。試験紙は、溶液に浸して色の変化を観察する方法で、色の変化に基づいて大まかなpH値を判断します。

 測定したい溶液や土壌から適切なサンプルを取り、測定器具を使用してpH値を測定します。正確な結果を得るためには、複数の場所での測定や平均値の計算が推奨されます。また、測定結果に基づいて必要な場合はpH調整剤や酸性・アルカリ性の調整を行うことも重要です。

 正しいpH値の把握と適切な測定は、植物の栄養吸収や生育状態を理解し、適切な対策を講じるために欠かせません。

土壌テスター

 

土壌テスター

 

2. 酸性、中性、アルカリ性の範囲とその影響

  • 酸性:
    pH値が0から6.9の範囲を指します。
    酸性の土壌は酸性度が高く、水素イオンの濃度が高い状態です。
    酸性の土壌では、一部の植物が栄養素の吸収を阻害されることがあります。また、微生物の活動も低下するため、土壌の生態系が乱れる可能性があります。ツツジ、ブルーベリー、クランベリーサルビアなんかは、酸性土壌があっています。




  • 中性:
    pH値が7を指します。
    中性の土壌は水素イオンの濃度が平衡しており、多くの植物が健康に成長するための理想的な環境です。
    中性の土壌では、根の栄養吸収が適切に行われ、微生物も活発に働きます。トマト、ピーマン、レタス、ブロッコリーなんかは、中性土壌があってます。




  • アルカリ性:
    pH値が7.1から14の範囲を指します。
    アルカリ性の土壌はアルカリ度が高く、水素イオンの濃度が低い状態です。
    アルカリ性の土壌では、一部の植物の栄養素の吸収が妨げられることがあります。また、土壌中の鉄やマンガンが不溶性化し、植物にとって利用しにくい状態になることもあります。ラベンダー、セージ、ローズマリーなんかはアルカリ土壌があってますね。


 土壌のpH値は植物の栄養吸収や微生物の活動に直接影響を与えます。適切なpH範囲を維持することで、根の健康な成長や栄養素の効率的な吸収が促進されます。適切なpH範囲に合わせて土壌を調整することは、植物の生育を最適化するために重要です。

 

3. 終わりに

素敵な庭園を作りたい!そんなあなたにおすすめなのが、適切な土壌のpH値です。土壌のpH値は植物の生育に大きな影響を与える要素の一つ。酸性やアルカリ性の土壌では、特定の植物が美しく繁茂することができます。ただ、園芸を始めたばかりだと、適切な調合を行うためにはかなり苦労します。なので、一般的に売られているモノを使用するのもアリですよ。

 

 

 

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