shokusaizukan’s blog

園芸に関する情報を紹介しています。

『園芸』"オリーブ"の育て方と情報(5月に植え付けがおすすめ)

オリーブは、地中海地域を代表する木の一つであり、その美しい姿と健康効果から、世界中で愛される植物です。そのため、最近では日本でもオリーブ栽培が盛んになってきています。しかし、オリーブの育て方や品種については、まだまだ知られていないことが多いかもしれません。そこで今回は、オリーブについて詳しく解説していきます。オリーブの魅力や栽培方法、収穫方法、加工方法など、幅広い視点からオリーブについてご紹介します。ぜひ、オリーブの魅力に触れ、自分でも育ててみたくなるかもしれません。

 

1. オリーブの育て方

オリーブの育て方を季節ごとの年間スケジュールにしてみましょう。

  • 【春】
    ・土壌の準備:適度な排水性とpH値を保つため、堆肥や骨粉を土壌に混ぜる。
    ・植え付け:春に苗木を植え付けることができます。十分なスペースを確保し、苗木の根が土にしっかりとつくように注意しましょう。
    ・水やり:植え付け後は十分に水を与えます。
  • 【夏】
    ・水やり:オリーブの木は乾燥に強い植物ですが、特に若い木は水を必要とします。暑い夏場は週に一度程度、十分な水を与えましょう。
    ・肥料:夏には窒素やカリウムの肥料を与えます。
    ・害虫や病気の対策:葉に白い粉状の病気や、葉っぱを食べる害虫が発生することがあります。必要に応じて防除しましょう。
  • 【秋】
    ・収穫:秋にはオリーブの収穫が行われます。手で収穫する方法や、専用の機械を使う方法があります。
    ・剪定:収穫後、剪定を行います。古い枝を切り落とし、新しい枝を促進することで、より健康的な木を育てることができます。
  • 【冬】
    ・休眠期:冬はオリーブの木の休眠期です。特に手入れは必要ありませんが、寒さに弱い若い木には保護を施すことがあります。
    ・土壌の管理:オリーブの木は好気性の土壌を好みます。冬には土壌の保水力を高めるために、マルチングを行うことがあります。

以上が、オリーブの育て方を季節ごとの年間スケジュールにしたものです。ただし、栽培地や気候によって異なる場合があるため、あくまでも一般的な目安としてお考えください。

 

オリーブの育て方を以下にまとめます。

  • 土壌と場所
     オリーブは乾燥に強く、排水の良い土壌が適しています。pH値は7.5以下の中性〜微アルカリ性が好ましいです。また、直射日光を好むため、日当たりの良い場所が適しています。
  • 植え付け
     苗木を植える場合は、5〜6月に行うのが一般的です。根が長いので、深い穴を掘って植え付けます。また、オリーブは風に弱いため、支柱を立てて固定することが必要です。
  • 水やり
     植え付け後、1〜2年は水やりに注意が必要です。地表近くの土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。3年目以降は、基本的には自然の雨水で十分です。
  • 剪定
     オリーブは比較的自然な形で育つため、剪定はあまり必要ありません。ただし、過密状態になった場合や、枝が伸びすぎて収穫が困難になった場合は、剪定を行います。
  • 収穫
     収穫は、11月から1月頃に行います。果実が黒くなってきたら、手で摘んで収穫します。また、収穫後は、果実を洗い、塩漬け、またはオイルに漬け込んで保存します。

以上がオリーブの育て方の基本的な流れです。ただし、気候や環境によって育て方は異なるため、育てる地域の気象条件に合わせた育て方を行うことが大切です。

2. オリーブの基本情報

オリーブの基本情報を以下にまとめます。

  • 科名:オリーブ科 (Oleaceae)
  • 学名:Olea europaea
  • 原産地:地中海沿岸地域
  • 特徴:高さ10m〜20m程度の常緑樹。灰色の幹には、浅い割れ目が入っている
  • 葉は革質で長さ5cm〜10cm、幅1cm〜3cm程度。花は小さく、白色または黄色。果実はオリーブと呼ばれ、熟すと黒くなり、オリーブオイルや食用オリーブとして利用される。
  • 栽培:温帯から亜熱帯にかけて、日当たりの良い場所で育てることができる。比較的乾燥に強く、排水の良い土壌が適している。
  • 収穫:11月から1月頃に果実を手で摘んで収穫する。

3. オリーブの花言葉

オリーブの花言葉は「平和」や「勝利」、「栄光」、「幸福」、「健康」、「長寿」などです。オリーブは古代ギリシャやローマの時代から、平和や勝利のシンボルとして知られていました。また、オリーブの実から作られるオリーブオイルは、健康に良いとされていることから、「健康」や「長寿」の象徴としても扱われています。オリーブの花は、小さく白色または黄色で、軽い香りがあります。

4. オリーブの健康効果

オリーブには、以下のような健康効果があります。

  • 抗酸化作用:オリーブに含まれるポリフェノールは、強い抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を除去して細胞の老化を防ぎます。
  • 心臓病予防効果:オリーブオイルには、心臓病を予防する効果があるとされています。オレイン酸ポリフェノールなどの成分が、悪玉コレステロールを減らし、血管を保護して、心臓病のリスクを低下させます。
  • 糖尿病予防効果:オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、血糖値をコントロールする効果があり、糖尿病のリスクを低下させます。
  • 脳卒中予防効果:オリーブオイルには、脳卒中を予防する効果があるとされています。オレイン酸が血管を保護し、血流を改善することで、脳卒中のリスクを低下させます。
  • がん予防効果:オリーブに含まれるポリフェノールやビタミンEは、がんの発生を抑制する効果があるとされています。

これらの健康効果からも、オリーブは健康に良い食材として注目されています。

5. オリーブの利用方法

オリーブには、以下のような利用方法があります。

  • 食用:オリーブの実から作られるオリーブオイルは、サラダや料理の調味料として広く使われています。また、オリーブの実自体も、塩漬けやマリネなどの加工品として食べられます。
  • 石鹸の材料:オリーブオイルは、石鹸の原料としても使用されます。
  • 美容製品:オリーブオイルには、保湿効果があり、肌や髪の保湿に使用されることがあります。
  • 薬用:オリーブに含まれるポリフェノールオレイン酸は、抗酸化作用や抗炎症作用があり、薬用に使用されることがあります。
  • 装飾用:オリーブの葉や枝は、装飾用に使われることがあります。

これらの利用方法からも、オリーブは多様な用途に利用されていることがわかります。

6. オリーブの歴史的背景

 オリーブは、地中海地域を中心に栽培されている果樹であり、その歴史は非常に古く、紀元前6000年頃には既に栽培されていたと考えられています。

 オリーブの起源は、現在のイランやトルコなどにあるとされており、その後、地中海地域に広がっていきました。古代ギリシャ古代ローマでは、オリーブは神聖な木として扱われ、オリーブの葉の冠やオリーブの実の枝が勝利や平和のシンボルとして使われていました。

 中世ヨーロッパでは、オリーブの栽培が盛んに行われ、オリーブオイルは食用や灯火油として使用されていました。その後、15世紀には、スペインやポルトガルなどの海洋国家が、アフリカ大陸やアジアなどに進出し、オリーブの栽培が広がっていきました。

 現代においては、地中海地域を中心にオリーブの栽培が行われており、オリーブオイルやオリーブの実などは、世界中で広く愛されています。

7. オリーブを使ったアート

オリーブは、古代ギリシャやローマ時代から芸術作品のモチーフとしても広く使用されており、有名な作品も多数存在します。

さらに、オリーブの葉や実をモチーフにしたデザインは、ファッションやインテリアなどにも広く用いられており、世界中で愛されています。

8. オリーブに関連するイベント

オリーブを題材とした実在するイベント、お祭り、展示会としては、以下のようなものがあります。

  • イタリア・トスカーナのオリーブ祭り - イタリア・トスカーナ州:イタリアのオリーブの名産地であるトスカーナ地方で毎年11月に開催されるお祭り。オリーブの収穫や加工、オリーブオイルのテイスティング、オリーブ料理の試食などが楽しめます。
  • ジャポニスム オリーブ展 - 東京都品川区:東京都港区立東京近代美術館で2018年に開催された展示会。フランスの画家、ジャン=エミール・ラボウスと日本の洋画家、山下清の交流をテーマに、オリーブをモチーフにしたラボウスの作品や、山下清のオリーブ畑を描いた作品が展示されました。
  • オリーブ&カプレーゼフェア - 神奈川県横浜市:イタリア料理のレストラン、ピッツェリアアルカディアーノで毎年秋に開催されるフェア。オリーブオイルを使った料理や、トマトとモッツァレラチーズを合わせたカプレーゼが楽しめます。
  • オリーブウィーク - 東京都千代田区:オリーブオイル専門店、L'OLIVIERで毎年夏に開催されるイベント。オリーブオイルのテイスティングや、オリーブオイルを使ったフレンチ料理の特別メニューが楽しめます。

これらのイベント、お祭り、展示会では、オリーブに関するさまざまな情報や、オリーブを使った料理、商品などが楽しめます。オリーブ好きにはぜひ一度訪れてほしいイベントです。

9. オリーブを使ったグルメ

オリーブを使った料理を提供している実在するグルメ店としては、以下のようなものがあります。

  • オリーブの丘 - 神奈川県藤沢市:オリーブ畑が広がるカフェ&レストラン。オリーブオイルを使った料理のほか、オリーブオイルのテイスティングやワークショップも行われています。
  • レストランアンジェリータ - 東京都千代田区:イタリア料理のレストランで、オリーブオイルを使ったパスタや肉料理が人気です。オリーブオイルの品質にこだわり、自社で生産しているオリーブオイルも提供しています。

これらのグルメ店では、オリーブオイルの風味や味わいを活かした料理が提供されており、オリーブ好きにはぜひ一度訪れてほしいお店です。

10. オリーブに関連する雑学

  • オリーブは紀元前3,000年以上前から栽培されていると言われています。
  • ギリシャ神話では、オリーブの木はアテナ女神に捧げられており、その木から生まれたとされるとても美しい女性オリーブの木の精がいました。
  • イタリアでは、オリーブの木は「神聖な木」と考えられています。
  • オリーブの果実には、ビタミンEやポリフェノールが含まれており、抗酸化作用があるとされています。
  • スペインでは、オリーブの木の枝を使ってイースターの行進を行う伝統があります。
  • オリーブの実から抽出されたオリーブオイルは、料理の他にも美容や健康にも使われます。
  • オリーブの木には、非常に長い寿命があり、1000年以上生きるものもあります。
  • ギリシャでは、オリーブの木は「生命の木」と呼ばれ、新婚夫婦に贈られることがあります。
  • オリーブの木の実は、緑色のものから黒いものまで色々な種類があります。
  • オリーブの実は、食用だけでなく、オリーブの葉も健康に良いとされ、健康茶やサプリメントとして利用されます。

↓園芸関連ブログ(バナーをぽちっとで、ほかにも面白いブログがみれます)

にほんブログ村 花・園芸ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ グリーンのある暮らしへ
にほんブログ村